【札幌】二都市友好の氷像が美しい!【ミュンヘン】

雪まつりが今年もオンライン開催になってしまって、ちょっぴり淋しい札幌市民です。
そんな中、札幌パークホテルが2022年02月01日(火) ~ 02月13日(日)の期間限定で、ミュンヘン市との友好をテーマに制作した氷像を展示しています。
雪と氷のアートに飢えている市民には朗報です!

氷像はホテル正面玄関横に展示されています。
「ドイツ最大の仕掛け時計 グロッケンシュピール」が、この氷像のタイトル。

グロッケンシュピールは、ミュンヘン市の歴史的建造物「新市庁舎」に設置された大掛かりな“からくり時計”。
32体の等身大人形が鐘の音にあわせて躍るのがみどころで、定刻になると大勢の観光客が新市庁舎の前に集まり人形たちのダンスに見入るのだとか。
現地に行って実際に見てみたいものですね。

ドイツのミュンヘン市と札幌が姉妹都市になって50年。
氷像は、その友好関係のさらなる発展を願って制作されました。
制作者はパークホテルの洋食を担当されている古屋光行さんという方です。
氷像制作で何度も賞を取られていて、料理ばかりでなく芸術作品にも腕前を振るう凄い方のようです。

二つの氷像が並んで立っています。
外の光が透過してキラキラと光り、とても綺麗です。

左の小さな氷像は、ミュンヘン市のシンボル「ミュンヘン小僧」を彫ったものです。
かわいらしいキャラクターですね。

メインのレリーフ像を見ていきましょう。
この氷像は何枚かの厚氷を組み合わせて出来ているようです。
幅2.5メートル、高さ1.6メートルに組みあがった氷の板に浮彫りを施し完成させました。
グロッケンシュピールのある新市庁舎に掲げられた市章が氷上で見事に再現されています。

左右には旗を持った騎士が控えています。
誇らしげな表情がいいですね。

そびえ立つ城があり、真ん中に司祭さまのような人物が。
この人物は、「ミュンヘン小僧」の別バージョンでした。
たしかによく見るとあどけなさが。
ミュンヘンに行くと、このミュンヘン小僧がいたるところにいるそうです。

城の上には獅子の紋章。
この獅子はミュンヘンの代表的なビールメーカーのラベルにも登場しますよね。
あらためてビールで有名な札幌とミュンヘンという二都市の繋がりを感じます。

氷像はけっして巨大なわけではありませんが、細工が丁寧で美しいものでした。
市民にも観光客にも嬉しい贈り物だと思います!

冬の中島公園を散策するのも楽しいです。
こんな晴れた日には、中島公園とパークホテルに出かけてみるのも良いのではないでしょうか。