札幌涅槃大仏~札幌大仏めぐりpart2

19年夏の画像

札幌にいくつかある大仏さまを見に行こうという企画「札幌大仏めぐり」
今回は南区石山の「舎利山 佛願寺」を訪ねます。
ここの大仏さまは、日本では珍しい涅槃大仏。つまり、寝っ転がった姿の大仏さまです。
寝ているといっても眠っているのではなく、お亡くなりになるときの姿だそうです。
タイやミャンマーなど南の暑い国ではメジャーな涅槃仏。でも雪をかぶった涅槃仏は、冬の時期の北海道でしか見られないのではないでしょうか。

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「日本一のパワースポット」という超強気なキャッチフレーズを謳った看板が目に止まります。
全体的にwelcomeな印象の入り口がありますので、迷うことなく駐車場にinします。
 

参拝堂入口からの眺め。
雪に埋もれた庭の木々の間から、大仏さまの頭が見えます。
 

碑文を読んでみますと、「恵山の地を特に選んで建立した」との一文がありました。
ネットで調べたところ、もともとこの大仏さまは函館市恵山にあった「恵山モンテローザ」なるホテルの所有物だったそうです。
そこが倒産したあと、佛願寺が購入して2008年に解体して移送。ここに復元したといういきさつのようです。
 
 

かわいい地蔵さんたちがお出迎え。
参拝堂へ入ります。
いたるところで浄財を募っておりますので、現金を浄化したい方にはもってこいですね。w
この先は撮影禁止なので、いったんカメラをしまいます。
参拝堂の中は、お寺というより美術館といった雰囲気。
廊下には、お釈迦様とそのお弟子さんたちを描いた絵画がたくさん飾られています。
一般的な仏画のイメージと少し違ったパステル調の色彩が特徴の絵画で、なかなか見ごたえがあります。
また、ここは各種おみくじやお守りなど開運グッズも豊富に置かれているので、それらの品を選んで廻るのも楽しいです。
わたくしも商売繁盛のお守りを買いました。('◇’)ゞ
 

全長45メートルの涅槃仏像でございます。
少し雪をかぶったお姿は、大変レアな光景かと思われます。
晴天下ではプラスチッキーに見えた金色が、冬の曇り空の下では深みが加わって渋い感じに見えます。
これはこれで良いではないですか。
 

寒かろうが体に雪が積もろうが動じない、悟りの境地に至ったお釈迦様のお姿。さすがです。
 

100円でお線香を買い、大きな香炉に立てて合掌しました。
橋を渡って聖堂の方へは行けなくなっているのでご注意。
有名な庭師が手掛けた庭園も、真冬は雪に埋もれていました。これを見るには春を待つほかありません。
たいへん静かで落ち着いた空間でした。
癒しを求めて訪れるにも良い場所かと思われます。