こんなご時世だから野外がいいね。 札幌市内の広~い公園5選

2020年11月13日

gotoキャンペーンの効果か、観光地は結構な賑わいをみせています。
人が密集していて、少し怖いと感じてしまうのは私だけではないでしょう。
でも、休日にはどこかに出かけて気分転換したい。
そんなときは、近場の広々とした公園でのんびり過ごすのが正解だと思います。
今回は、札幌市内にある広~くて解放感抜群の公園をセレクトして紹介します。
市民の方はもちろん、道外から観光で来られる方も参考にしてみてください。

■ モエレ沼公園

かつてのゴミの埋め立て地が、イサム・ノグチの設計により、広大なアート空間に変貌しました。
2005年に完成以来、四季を通じて市民の憩いの場となり、いつの間にか札幌を代表する公園になった感があります。
ガラスのピラミッド、モエレ山、どこか中南米的なプレイマウンテンなど、特徴的な造形物が配置され、そのどれもがおしゃれ(笑)です。

そして、公園内のどこに立って周りを見渡しても、圧倒的な安定感があるんです。
計算されつくしたバランスということなのでしょうか。

モエレ山は、高さ52メートル。登るのはたいして苦になりません。頂上からは360度市内を見渡すことができ、素晴らしい景観を堪能できます。
 

  

■ 旭山記念公園

札幌中心部の街並みが見渡せる高台の公園。
展望台の標高は137.5メートルあり、市内のかなり広い範囲が見渡せます。
昼間はもちろん、夜景の美しさも格別。
ビル群が近く見えるので、もいわ山の夜景とは違った迫力が感じられます。

デジタルズームで拡大したので、ちょっと画像が粗いです。

展望台から山側一帯へは遊歩道が整備され、「風の丘」や「クリの木デッキ」などのプレイポイントもあります。
順路の表示に沿って歩くと、そこかしこで生き物の気配を感じます。
散策ルート上のいたるところで、木々の間を活発に動き回エゾリスの姿を見かけました。
山に接しているだけあって、生き物の生息密度が平地の公園とは桁違いな気がします。

 

 

■ 前田森林公園

カナールと呼ばれる水路は長さ600メートル。その両側は見事なポプラの並木。
前田森林公園といえば、この景観。

どこかSFチックな外観の展望ラウンジに登り、ヨーロッパ風の庭園とその先に真っ直ぐ伸びるカナールを眺めると、つい日本にいることを忘れそうになります。
展望ラウンジには軽食コーナーもあります。

敷地の半分は森林で、季節によって様々な花が咲き乱れます。春は桜や藤が見ごろになります。
中央の芝生広場はめちゃめちゃ広大。抜群の解放感が味わえます。
野球場が二つとテニスコート、パークゴルフ場もあり、スポーツでの利用にも完璧対応です。

 

 

■ 真駒内滝野霊園

モアイ像でおなじみの、シュールで謎めいた霊園。
頭大仏も加わり、観光地化に拍車がかかっております。

パクりオブジェの数々は色ものと思われがちですが、そこに込められた思いは割と本物のようです。
本質はあくまで墓所なので、敬虔な気持ちをもってこれらを眺めましょう。

エリア中央には、まっさらの造成予定地が広がっています。そこに立って見渡すと、空がとてつもなく広く感じられます。
いつまでもここに居たいと感じさせられるのは、霊的な何かの力がはたらいているからなのでしょうか。

ハイライトは、ラベンダーの丘の頂から覗く大仏様の頭!
頭大仏は、高さ13.5メートルの石造りのお釈迦様。
鏡のような水庭を迂回して、胎内を模したトンネルを抜けると、その姿を拝めます。

水庭のほとりにはカフェがあり、軽食やコーヒー、アイスが楽しめるほか、グッズ類も販売されています。
 

 

■ 野幌森林公園

野幌森林公園は、広大な森と巨大モニュメント、二つの博物館からなるバラエティ豊かな公園です。

ここのシンボルとなる百年記念塔は、老朽化を理由に解体が決定しており、その威容を眺められる時間はあとわずか。
間近に立って仰ぎ見ると、圧倒的な存在感に震えます。

「北海道博物館」と野外施設「北海道開拓の村」を両方巡れば、北海道の歴史と文化をじっくり学べます。
そんなに堅い内容ではないので、大人も子供も充分楽しめますよ。

原生林には散策コースが整っていて、野鳥の気配を感じながらウォーキングを楽しめます。
この公園については別に特集ページを作ってあるので、そちらも是非ご覧ください。
 

 

どこも解放感があり、素晴らしい公園です。
冬も近いですが、暖かい日差しを求めてこれらの公園に行ってみれば、きっと素敵な時間が過ごせることでしょう。