無料で楽しめる!豊平川さけ科学館~鮭を見て学ぼうpart2
今回は、鮭の仲間や他の淡水魚を見て学べる札幌市内の施設を紹介します。
南区、真駒内公園内、B駐車場そばにある「札幌市豊平川さけ科学館」です。
豊平川さけ科学館は、1978年に始まった「カムバックサーモン運動」の成功を受け、鮭のふ化放流事業と、鮭に関する知識普及、情報発信を目的として1984年に開館した施設です。
メインとなる本館の他に、さかな館、かんさつ池などがあり、バラエティに富んだ展示を展開しています。
写真は本館を正面からみたところ。この建物のデザインは、ニ匹の鮭の稚魚が向かい合う姿を表しているそうです。言われてみれば、そのように見えてきますね。
本館展示ホールでは、鮭の誕生と成長をテーマにした大きなボードでの解説がある他、産卵行動をジオラマにした展示などがあります。
このジオラマは、剥製を使っていて大変リアル。産卵を終えた後にボロボロになったホッチャレの場面もあり、涙を誘います。
映像コンテンツも充実。また、図書コーナーもあり、鮭や他の生き物について存分に学ぶことができます。
次のコーナーは、飼育展示室。
鮭の仲間の稚魚が、だいたい20種類ほど展示されています。
それぞれの種について、くわしい解説がなされていますからとても勉強になります。
それにしても、さかなたちはどれも元気よく健康に見えます。飼育環境が良いのでしょうね。
さて、館内のいたるところに出没し、案内役をつとめているのが、上の写真、右の女の子。
彼女は、さけ科学館応援キャラクターのリンカちゃんです!
パールマーク付きの衣装と、イクラのアクセサリーがお似合いです。
パールマークとは、幼い鮭の体に付いている模様のことだそうで。上のギンザケの写真でも、うっすらと模様が確認できます。なるほど。
リンカちゃん、いち施設の専属にしておくのがもったいないほどキャラ立ちしているので、レイヤーさんによるコスプレなんかも見てみたい気がします。
必要に応じて二頭身化できるようです。
ちびリンカ、君の能力は凄いな!
リンカちゃんの案内に従って地下観察室に下りてみました。
こちらには七つの水槽が並んでいて、一歳魚の水槽、三歳魚の水槽という具合に、年齢によって異なる大きさの魚を観察することができます。
それぞれの水槽に、鮭の仲間がニ、三種類泳いでいます。種の特徴について説明がありますが、微妙な違いなので、見分けるのがなかなか難しいです。
うじゃうじゃ泳いでいます。中にはアルビノの魚も混じっていますね。
水族館好きにはアガる展示です。
順路に従って、いったん野外に出ます。
ぽつんと一匹、大きな個体が専用水槽に入れられて展示されています。
今日見た中で一番大きな鮭でした。
戦闘的な面構えは、オス鮭の特徴ですね。
屋外かんさつ池に来ました。
屋根のない小屋のような建物があり、その内側と周囲が池になっています。
ここでは別に購入したエサを魚に与えることができます。
こちらの「さかな館」では、札幌市の周辺で見られる鮭以外の生き物が集められています。
魚類だけでなく、両生類、爬虫類も含まれます。
小さいながらも展示内容は豊富で侮れません。
近隣の川には、こんな魚もいるの?と驚くこともしばしば。
トリビア的な解説が面白いプレートも添えられています。
カジカは好物です!
あれ?でもこれは鍋料理に使うカジカじゃないのか…
カエルやカメもいますよ。
かわいいミドリガメも、こんなに大きくなるんですね。
飼育を放棄して自然に放つことだけはやめてほしいものです。
本館に戻ってきました。
売店では、みやげ品も色々な種類があります。
記念に買って帰るのも良いかもしれません。
住所 | 札幌市南区真駒内公園2-1 |
電話番号 | 011ー582-7555 |
休館日 | 毎週月曜日 (祝日の場合は次の平日) 年末年始 (12/29~1/3) |
入館料 | 無料 |