【白い!】 シマエナガを探して~野望編 【モフモフ!】
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シマエナガを見た! 本当にいた!
先月のことです。
近所のデカい森を散歩していたら、偶然、シマエナガの群れに遭遇しました。
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ジュルリ、ジュルリと鳴きながら、10羽ほどのシマエナガがヤドリギに群がっていました。
ちょこまかと枝から枝へと飛び移り、葉陰に隠れたり現れたり。
個体差がないので、たくさんいるとなんだかクローンみたいです。
とにかく、落ち着きがなく飛び回るので、写真に収めるのが一苦労。
一番上の写真は、別の木に飛び移った一羽を、拡大ズームで撮った動画から切り出したものです。デジタルで拡大したものなので、画像が粗いのが残念です。
シマエナガとは
シマエナガは、全国に生息するエナガという小鳥の亜種。
つまり北海道限定のバージョンです。(たまに本州にも現れるらしい)
顔全体が白くて模様がないのが他のエナガと違うところ。
全長は14センチくらいですが、半分が尾羽なので体はスズメより小さい印象。
おなかは真っ白で、羽は黒・白・茶というカラーリング。
冬になると羽毛に空気を溜め込んで小さい体を丸っこく膨らませるので、モフモフ度がアップして可愛さが倍増するといいます。
そして、真っ白な顔についた小さなお目々とクチバシが反則級にかわいく、その顔で小首をかしげるしぐさは日本中の老若男女を萌えシにさせました。
シマエナガの写真集は爆発的に売れ、毎年発売されるカレンダーの人気も猫のそれに匹敵するといいます。
シマエナガを探しに
偶然出会ったシマエナガでしたが、上手く写真に撮れなかったのがなんとも心残りでありました。
もう一度、いや何度でもシマエナガちゃんに会いたい。会って上手に写真に収めたいという思いはつのるばかり。
そして、ついに今回、丸々一日使ってのシマエナガ探しを思い立ち、実行しました。
シマエナガは北海道全域が生息地。
札幌市内でも樹木の多い公園などで見られるといわれています。
とはいえ、その辺の児童公園にもいるとは考えにくいので、自然林を残した規模の大き目な公園を探すべきと思われます。
シジュウカラやゴジュウカラなど他のカラ類の小鳥と一緒に群れを作ることが多いらしいので、カラ類が集まる場所というのもヒントになりそうです。
そこで、札幌全域を見渡すスケールでgoogleマップを表示し、ある程度大きくて緑の濃いエリアに注目して捜索地の候補を絞り込みました。
札幌市内のA緑地、B公園、そして最初に出会ったあの森の三カ所を一日かけて廻ります。
はたして結果はどうなるか?
それでは、シマエナガちゃんを探しにレッツゴー!!
A緑地
こちらは清田区・厚別区にまたがる細長い緑地。
探鳥地としても人気の場所です。
アップダウンの激しい山道があり、落ち葉が積もっていることもあって歩きづらいことこの上なし。
ほどなく木道に出て、見通しの良い草地を横目に歩きます。
依然としてシマエナガの姿は確認できません。
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しかし、いくつかのポイントでシジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラなどが群れています。
カラ類がたくさんいるので期待したのですが、残念ながらシマエナガの姿はありませんでした。
でも、カラ類の小鳥のかわいさも相当なもの。
けっして時間を無駄にしたとは思いません!
2時間ほど歩いてこの場所を後にしました。
B公園
住宅街にあり、高速道に分断され東西の地区に分かれた公園。
西側の地区には、アーチ橋や湿地帯、木道などがあり、自然林も広範囲。
野鳥ばかりでなくリスや昆虫など生き物も多種生息する公園なので期待大です。
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西地区を歩くこと約1時間。
いました!
ついにシマエナガ発見。
公園の中央付近、沢のようになったところで一羽が飛び回っていました。
近くにゴジュウカラもいて、なんとなく行動を共にしているように見えます。
しかし、距離が遠くてまともな写真が撮れません。
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トリミングしました。
かろうじて存在を証明できるだけの、所謂「証拠写真」です。
このあとすぐ、シマエナガはゴジュウカラと一緒に飛び去ってしまいました。
この公園は大部分が冬季間閉鎖になるので、また探しに来るのは難しいでしょう。
せっかくシマエナガがいることが分かったのに残念です。
発端の森
先月、群れを発見した森を再訪しました。
本命といえば本命のこの森は、フクロウ、クマゲラもいる野鳥の宝庫。
再び出会える確率は高いはずと思ったのですが…
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森に入って10分でシマエナガ発見!
こんなことがあるのでしょうか(笑)
先月の場所とは違いますが、遊歩道沿いの割と開けた一角です。
今回は、枝の低い木に群れており、距離も10メートルを切るくらいの近さ。
相変わらずせわしなく動き回っていましたが、夢中でシャッターを切りました。
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上の写真のトリミング。
まあまあマシに撮れました。
モフモフ度はMAXに満たないけど、それでもかわいさは横綱級です。
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枝にぶらさがったりのアクションも魅せてくれました。
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くっ… … 惜しい。
ピントが甘い。枝が邪魔…
時間にして数分間。たくさん写真を撮りましたが、大部分がピン甘、ブレブレ、枝の写真でした (;´Д`)
とにかく、市販の写真集で見るようなかわいい瞬間を撮るのは至難の業と実感した次第。
つぎの機会には、いや、これから始まるシマエナガのベストシーズンには「雪の妖精」の決定的瞬間を必ずものにするぞと誓った今回の探鳥でありました。
「完結編」に続く… かもしれない。