【遠出】リピート必至! ディマシオ美術館【新冠】

新冠の山間に「太陽」という地区がありまして、そこに大変個性的な美術館があります。その名も「太陽の森ディマシオ美術館」。
80年代に一世を風靡したフランスの画家ジェラール・ディマシオによる幻想的な絵画を集めた美術館で、世界最大の油彩画の展示で知る人ぞ知る名所となっています。
本館の建物は、もともと小学校。
2008年に廃校になったものを美術館に改装しました。館内のいたるところに小学校だった面影が残っています。

ジェラール・ディマシオの絵画、ひとことでいえば、SF:ファンタジー系の空想的なアートです。
スターウォーズ(オリジナル)、エイリアン(1st)などの映画がヒットしていた頃、日本各地で個展が開かれて人気を博しました。
この美術館では、ディマシオに惚れ込んだ谷本勲さんという方が収集した200点もの作品が展示されています。

ディマシオの作品はこんな感じ。
天使か悪魔か?はたまた改造人間なのか?
どう見ても異世界の住人です。ありがとうございます。

裸の男女を描いた絵が多いので、気まずい雰囲気にならないよう注意

H.Rギーガーの作品に似ているところもありますが、ギーガーのような陰湿さは無く、日の光を感じる乾いた印象です。
ディマシオの作品にはどれも題名が付いていません。題名によって鑑賞者の解釈を縛りたくないという理由らしいです。
見る側にも想像力が要求されますが、SFとか好きならオッケーオッケーです。
 
 

ディマシオ美術館が誇る世界最大の油彩画です。
高さ9メートル、幅27メートルの超大作。
初見では私も腰を抜かしそうになりました。
圧倒的なスケールです。
天井、左右、床に鏡が張られていて、間近に立つと合わせ鏡のような効果で世界がどこまでも続いているふうに見えます。
とてつもない世界観が繰り広げられるわけですが、どれ、私も自由に解釈していきましょう。
 
 

これは宇宙船の残骸か。そしてここは海底?
大昔の生物が宙を漂い、クラッシックな寺院が天からぶら下がる。
この世界では重力も意味をなさないようです。
 
 

翼の生えた恐竜と異星人の騎馬隊。
どこかの星の、あったかもしれない歴史。
過去なのか未来なのか、時間も超越した不思議な世界。
 
 

この巨大画は、全身で浴びるように鑑賞するのが正解。
こうして間近で見なければ、その凄さを感じとることはできないでしょう。
一日8回、光と音楽で盛り上げる演出があります。これはとても良いのでお見逃しなく。
 
 

ステンドクラスが美しい本館ライブラリーサロン

見どころはディマシオの絵画だけではなく、ルネ・ラリックのガラス美術、国内気鋭作家のアート作品なども展示されています。
 
 

別館の「ガラスの美術館」は、屋外プールを改装して作られた建物。
自然光がガラスアートを引き立てています。
 
 

屋外には笑えるオブジェが多数あり。
恐竜やゴリラのオブジェと記念撮影もイイですね。
 
 

☆彡☆彡☆彡
私は今回で3度目ですが、いつも異次元に来たような感覚を味わえるので大好きな場所です。
札幌から150キロくらい離れています。牧場の馬たちを眺めながら車でのんびり目指しましょう。
あと今回は人気者の猫スタッフさんには逢えなくて残念でした。
 
 

2022年開館日(予定)
2022年12月11日(日)までの木・金・土・日・祝 (曜日注意)
以下の期間は無休
夏休み・お盆期間:7月21日(木)~8月28日(日)
秋の行楽・シルバーウィーク:9月15日(木)~9月25日(日)

開館時間
9:30-16:30(16:30まで入館可)

入館料
一般大人  1300円
高校生・大学生  800円
中学生  400円

最新情報は公式で確認ください。