網舎は凄かった!! 【栗山町】ふるさといきものの里オオムラサキ館

2021年7月21日

暖かくなって生き物の活動も活発になり、ムシたちの存在も無視できなくなってまいりました。
そういうわけで、今回は栗山町にある「ふるさといきものの里 オオムラサキ館」に足を運んでみました。

開館時間 10:00~17:00
火曜日定休

2021年7月21日に追記しました。

↓ ここより追記部分。

夏になって蝶々たちの羽化が進み、オオムラサキ館の網舎は大変にぎやかになっていました!

前回取材時には骨組みだけだった網舎が、本来の姿を現わしていました。
 
 

目の細かな網で外界と隔てられたこのフィールドが、蝶々たちの楽園となっていました!
大小さまざまな蝶々たちが、ひらひらと優雅に舞っています。
花から花へとうつろうもの、緑の葉に止まり羽を休めるもの、ときに人の体に寄ってきて服に止まったりもします。
(強く払って蝶を傷つけたりしないようにしましょう。)
網舎内が蝶で埋め尽くされているというわけではないです。でも、自然の環境ではめったに見られない密度で蝶たちが生き生きと飛び交っています。
感動しました!

オオムラサキ?
 
 

キハゲハ(たぶん)。
こんなにじっくりと観察したのは初めて。
 
 

カラスアゲハか、ミヤマカラスアゲハと思われ。
花に止まっていても、常にひらひら羽を動かしているので撮影が難しい…
 
 

飼育員さんが蝶の幼虫のお世話をしているところを見学できました。
私の質問にも丁寧に答えてくださいました。
 
 

蝶のサナギです!
こんな姿をしているなんて知っていました?
葉っぱが丸まってるようにしか見えん。
 
 

学習帳の表紙でしか見たことがなかったアゲハの幼虫。
初めて間近で見ることができて、しかも触らせてもらえました。
触ってみると、すんごく柔らかいんですよ。
たとえようのない繊細な触感。
もう、“ザ・いきもの”というか生命の神秘と尊さを感じました。
私もそうでしたが、イモムシを気持ち悪いと思っていた方、認識が変わりますよ。
マジでかわいいんですっ!
※ 学習帳の表紙にはなっていなかったようです。
 
 

↓ ここからオリジナルの4月の内容
 

栗山自然情報館とあります。これはこの施設の前の名前だったはず。
最近、ここから少し離れたところにあった「ファーブルの森・自然観察飼育舎」と合体して、現在の「ふるさといきものの里オオムラサキ館」となったようです。

入って最初に目につくのが、サケの稚魚の水槽。
この稚魚たちは、この数日後に夕張川に放流されるそうで、この記事が公開になるころには自然に帰って海を目指していることでしょう。

中央の展示室です。
ウッド調の室内は、山小屋に居るようで居心地が良いです。
 
 

栗山に棲む魚の水槽が並びます。
こどもたちが眺めやすい高さですので、大人なら屈んで覗き込む感じになります。
ドジョウやらウグイやらがいましたよ。
 
 

栗山のいきものたちの展示。
昆虫ばかりでなく、両生類、爬虫類などが飼われています。
 

エゾサンショウウオです。
森を歩いていると、水たまりのそばでたまに見かけることがあります。
 
 

■ 閲覧注意 ■

アオダイショウです。
なぜヘビの画像を見せたかって?
みなさまの金運上昇を願ってのことです。
 
 

奥の展示室には昆虫標本のコーナーと野鳥に関する展示、網舎への入り口があります。
 

昆虫標本の小部屋。
栗山のシンボル、オオムラサキがフィーチャーされています。
 

けっこう大きな蝶です。
この標本ではムラサキ色があまり目立ちません。
生きている個体はもっと鮮やかな色をしているのでしょうか…
 
 

その他に、蛾やセミ、蜂、甲虫などの標本がありました。
個人的に、スズメバチはマジで怖いです。
森へ入るときは白い服を着て行きます。
 
 

野鳥に関する知識が得られるコーナー。
実物大のオジロワシのパネルは大迫力ですよ。
 

のぞき窓から外のエサ箱に寄ってくる野鳥を観察できます。
カメラを構えて鳥の来訪を待つのもいいかもしれません。
 
 

この施設の目玉「網舎」です。
今年は4月29日からオープン。
ビニールハウスの骨組みのような建物に網の外壁が張りめぐらされ、中で羽化した蝶が飛び回るということです。
 

外から見るとこんな感じ。
わりと大きなスペースです。
これは蝶の羽化が始まるシーズンに再訪しなけりゃいけませんね。
 
 

最後に記念撮影をして帰りましょう。
椅子に座れば美しい蝶に大変身!!