【石狩】はまなすの丘公園【花】 ~ むしろ最果て感を楽しみたい。

石狩川が日本海にそそぐところ。
長さ1500メートル、約46ヘクタールの砂嘴が保護区に指定され海浜植物の楽園となっています。
「はななすの丘公園」は、そんな自然をまるごと生かしたスケールのでかいフィールドです。

海と川に挟まれた地域が、海浜植物の自生する砂丘になっています。
先端まで歩ける道が通っており、平坦。

100年の歴史を持つ石狩灯台。
昭和32年の映画「喜びも悲しみも幾年月」にも登場したことで有名。
赤白のカラーリングは、カラー映画に映えるようにと、わざわざ塗りかえられたそうな。

歩きやすい木道が渡されていて、その長さ600メートル。
木道の両脇は植物保護区なので、足を踏み入れることは厳禁です。

どこまでも伸びるよこの道は。

6 月初旬の撮影

ピーカンならもっと気持ちがいいです。
 
 

ハマナスは低い位置に咲いています。
 
 

そこら中いちめんにハマナスというわけではありません。
木道から手が届きそうなところにポツリポツリと。あるいは、このように集まって咲いている場所がところどころにありました。
 
 

ハマヒルガオ
 
 

何かの野草と、何かの実。
この他にも多種多様の植物が自生しており、その数およそ180種類だとか。

 

しかし、見渡す限りの茫漠たる風景こそ、ここの最大の魅力と私は断言したい。
この最果て感は、たとえば野付半島先端のそれにも劣らないと思った次第です。
札幌からそんなに遠くないところにこんな場所があるのは驚きです。
 
 

散策コースの中間あたりに東屋。
ここから砂嘴を横切って海岸に向かってみます。
もちろん、砂嘴の先端まで歩いてみるのも楽しいですよ。
先端付近は野鳥が多い印象。
 
 

小高くなったところにベンチあり。
ひとりぼっちになりたくなったら最適の場所です。
 
 

海岸に出ました。
流木がいい雰囲気を醸し出しています。
石狩浜も、このあたりには人っ子ひとりいません。
 
 

きらきらと輝く海を眺めていると時間がたつのを忘れてしまいます。
 
 

海が好きだ! 空が好きだ! 雲が好きだー
 
 

ビジターセンターに立ち寄るのもお忘れなく。
 
 

各種おみやげ品、ソフトクリームなどの販売の他、二階には展望室があり眺めが良いです。
 
 

ヒバリさえずる春もいいでしょう。
海風が薫る夏もいいでしょう。
空が高い秋もまたいいでしょう。
真冬は雪で来られなくなるという話です。