▲▲▲ 春の森に生命の力を見た! 【ほぼカエル】

4月も後半。気温もぐんぐん上がり、桜の開花も間近です。
実をいうと、当ブログ主デシハチは、4月初めに外傷を負ってしまい長らく外出ができない状態にありました。
半月ほど自宅で療養し、ようやく外を出歩くことができるようになりました。
今回は、リハビリがてらに歩いた近所の森の様子をお伝えします。 

暖かい日差しを受け、木々は力強く芽吹いております。

あれほど積もっていた雪は消え、水芭蕉が顔を出し、エゾエンゴサクが花が咲かせていました。

蝶がひらひらと舞っていた!
紅い羽根と目玉模様が美しい。
クジャクチョウは、雪解けとともにあらわれ、春を告げる蝶として知られています。
冬の間、この姿のままで落ち葉の下や建物の軒下などで厳しい寒さをしのいでいるそうです。
なんという生命力…

雪解け水が溜まって池のようになっていました。
そのあたりから、なにやらヒャラヒャラという鳴き声が聞こえてきます。
私は最初、水鳥か何かの声かと思いました。

水たまりを覗きこむと、カエルがいました!
声の主は、このカエルだったのですっ。
池には寒天のような卵の塊も大量に沈んでいました。

エゾアカガエルです。
アマガエルよりかなり大きい印象。
肉食性で4~5月が繁殖期。
繁殖期以外に鳴くことはあまりないらしいです。

頬を膨らませて声を出します。
繁殖行動に夢中なせいか、私を含めて何人もの人が覗きこんでいてもお構いなし。
雌を追い回したり無暗に泳ぎ回ったり、ハイテンションで行動しておりました。

動画も作りましたのでご覧ください。


上がエゾアカガエルの卵。
同じ水たまりにエゾサンショウウオの卵もありました。(下の写真)
エゾサンショウウオはオタマジャクシを捕食することがあるそうなので、両者の対立が心配されます。