定山渓冬イベント「雪灯路2021」を満喫
定山渓の冬の風物詩といえば、定山渓神社で毎年開催される「雪灯路」のイベントです。
約1000個ものスノーキャンドルが境内を幻想的に照らし出す大人気の冬祭り。
今年は、飲食ブースなどの設置が見送られていますが、そのかわりに「祈りの森」などの新しいエリアが加わっています。
はたして会場の様子は、人出はどうだったでしょうか?
会期ギリギリの2月10日、実際に定山渓に赴いてイベントを楽しんでまいりました。
今期の案内としては遅きに失しますが、是非とも来年の参考にしていただきたいと思い、この記事を公開する次第でございます。
大型ホテルの臨時休業が目立つ定山渓。
通りを歩く人も少なく、札幌の奥座敷と呼ばれた人気温泉街とは思えぬ寂しい状況です。
昼間のうちに会場を視察しました。
定山渓神社本殿です。赤い屋根が雪景色に映えます。
夕日岳の登山口に接しているだけあって、このあたりは都心部より雪が深い気がします。
ろうそくが灯る前のキャンドルが並べられています。
点灯時と比較するために撮影しましたが、これはこれで美しいと思います。
会場は、このような配置になっているようです。
pm6:00 すっかり暗くなり、お客さんの受け入れが始まりました。
参道を本殿に向かうと、昼間とは様変わりした境内が見えてきます。
キャンドルが灯り、森はライトアップされ、幻想的な空間に変貌していました。
雪深い境内が、暖かみのあるキャンドルの灯により美しく照らされています。
訪れた人たちは、思い思いの角度から、この景観を写真に捉えようと伸びをしたり屈んだり。
フォトコンテストの募集もあり、撮影者の熱の入りようも相当です。
ちらちらとキャンドルの炎がゆらめき、会場全体が息づいているかのよう。
本殿の脇から山道に入り、「祈りの森」へと進みます。
点々と連なるキャンドルが、人々を森の奥へと誘います。
一番奥の空間にはスクリーンが設置され、プロジェクターにより映像が投影されています。
ライトアップの色彩は刻々と移り変わって、神秘的なムードを盛り上げます。
振り返ると、森の木々にも星のような光が映し出され、満天の星空を思わせる眺めになっています。
これは素晴らしい!!
さながら、北欧神話に伝わる宇宙の樹「ユグドラシル」の再現と言えましょうか。
来場者は、みな立ち止まり、この不思議な星空を見上げてため息を漏らしていました。
新企画「祈りの森」は大成功じゃないですか!
(写真が暗すぎて伝わりませんね。すいません…)
来場者がぞくぞくと訪れ、境内は中々の混雑に。
ソーシャルディスタンスの確保は困難な状況。
そろそろと注意してすれ違う来場者のみなさんでした。
あらためて、人々はみな祭りに飢えているんだなぁと思います。
1日も早いコロナ禍の終息を願ってやみません。
キャンドルに願いを込めて…
定山渓神社はこちらです。